ストレスを自分自身でうまく解消していくためのヒントになればと思い、今回「ストレス解消」というテーマで書かせていただいています。
ストレス状態が続くと緊張が高まり、疲れが蓄積されてしまいますが、その緊張や疲れに気づかない方もおられます。まずは、緊張状態や疲れを感じる必要があります。もちろん個人差がありますが特に真面目な方は「疲れや緊張を感じてはいけない。もっと頑張らなくっちゃ」と言って自分を追い立ててしまいます。そのまま、突っ走ってしまうとエネルギーが切れていしまいます。 🙄
まずは、自分の許容範囲を知ることが大切ですので、そのためにも疲れを感じることが大切です。どこまでやれるかな?と自分の許容範囲がわかってきます。
人間の疲れには、1.肉体的な疲れ 2.脳の神経系の疲れ 3.精神的な疲れの3種類ありますので、まずはどの疲れなのかぁ?と観察してみてください。
1.肉体的な疲れ
これは、休みの日は何もせずに睡眠時間を多くとったり、興味のある映画や本を読んだりと時間をゆっくり過ごすことで解消されるため、比較的解消しやすい疲れです。
2.脳の神経系の疲れ
仕事の根を詰めすぎて、思考が働かない状態。こちらも肉体的な疲れのように、休みの日には何も考えずゆっくり時間を過ごすことで、脳が休まって明日からまた取り組んで行こうと思えるようになります。また、脳の疲れは仕事が一段するとすーっと落ち着きます。
3.精神的な疲れ
単に忙しいだけではなく、精神的なプレッシャーのようなものが気になっている状態です。「納期に間に合うのか⁉」と怒鳴られることが気になり、却ってやるべきことに集中できない。精神的に追い込まれて、何からやるといいのか?優先順位がわからない。気を遣ってしまい自分のことは後まわし。ゆっくり休息をとっても疲れが取れない。朝、起きた時から疲れを感じている。と言った状態になってしまい自分自身に対しても「自分は能力がない」「失敗ばかりしてしまうダメな自分」など否定的な思いが湧いてきてしまいます。そうなると、かなり疲れています。こちらは、単純に体を休めたり気分転換をしても気持ちが切り替わらず、解消するには時間がかかります。
このように疲れには3つの種類がありますが、疲れを溜め込まないためには、日頃から自分の疲れの状態を把握し、気分転換方法を知っておく必要があります。自分の気分がリラックスできるものは何か?アロマの香りや、スパでお風呂、その後のマッサージ、ウォーキングなどの軽い運動などなど・・
どの疲れであるかを把握するためには、日頃手帳に記入しておくといいです。どんな仕事内容で、どの位疲れたのか?自分の感覚でマックスの疲れを100として、今日は80位?50位?そうすれば、自分はどんな時にストレスを強く感じるのかが分かってくると思います。そして、その疲れは単純に忙しいだけなのか?精神的に追い込まれているものなのか?どの疲れかが見えてきます。
次回に、日常で行いやすく1・2・3のどの疲れにも効果的な自律訓練法をご紹介させていただきます。