私たちの意識は、自分が意識している部分の顕在意識と意識していない部分(または意識できな
 
い部分)の潜在意識があります。つまり、自分自身の中に意識している自分と、普段は隠れてい
 
るもうひとりの自分とふたつの心から成り立っています。
 
 
 
顕在意識の働きは、論理、理性、知性、意志、決断力など。これに対して、潜在意識の働きは、
 
感情、感覚、ひらめき、記憶、想像力やポジティブとネガティブの認識などがあります。
 
 
 
この時の力関係は、意識している顕在意識は、5%~10%程度に対して、意識していない(意
 
識できない)潜在意識は、90%と言われています。
 
 
 
潜在意識に自分の望む方向への良いイメージがインプットされれば、行動面にも良い影響が
 
あるということなのです。このように、潜在意識を活性化させ上手く活用することが、自分を
 
思う方向へと導く鍵となるわけなんですね。
 
 
 
ポイントは、顕在意識と潜在意識との間には「クリティカルファクター」と言われる境界のよう
 
膜がありますので、必要に応じて膜を緩め潜在意識にアクセスしていきます。
 
 
「クリティカルファクター」の膜は、個人差がありますが、8歳~9歳頃からでき始め13歳頃
 
には出来上がると言われています。この膜ができるることで、大人になった私たちは自分の潜在
 
意識を守ることができます。
 
 
 
「クリティカルファクター」が出来上がるまでは、潜在意識のみですので、その時の周りの環
 
境、親の関わり方、評価など、良くも悪くも潜在意識に影響があるのです。
 
 
 
例えば、その頃、親や周りの人間関係において肯定的に関わってもらえるとポジティブな認識が
 
定着しますし、否定的な関わりが多いとネガティブな認識が定着するということです。
 
 
潜在意識に入ったものの影響は大きいため、顕在意識で言い聞かせようとしても、なかなか行動
 
面の変化は難しいわけです。
 
 
ヒプノセラピー(催眠を使って行っていくセラピー)は「クリティカルファクター」の膜を緩め
 
て、潜在意識にアクセスできる方法の一つです。
 
 
催眠状態(軽い催眠状態は日常で体験していますので、怖いことでも特殊な状態ではありません
 
ので)に入り、潜在意識にアクセスし、すでに潜在意識に入っているマイナスのイメージや感情
 
を癒し、そのイメージや認識を切り替えていく方法がヒプノセラピーのなかの年齢退行療法で
 
す。
 
 
現在は、年齢退行療法はFAP療法に切り替えて行っております。ヒプノセラピーでは、よくご
 
理解頂いてからセラピーに入りますが(ご理解をいただいていないと、必要な場面など浮かんで
 
ないため)FAP療法では、逆に考えない方がセラピーが上手くいく特徴があります。
 
 
そして、過去の上手くいかなかった出来事を思い出す必要もありません。
 
 
FAP療法の催眠は現代催眠ですので、ヒプノセラピーと違い催眠という感じがしないのですが
 
潜在意識(無意識さん)に良い影響を与えてくれるんです。
 
 
ヒプノセラピーの良さは、非常にリラックス感を感じますし、セッションを行った劇的な感覚が
 
あるところです。FAP療法でもリラックス効果がありますが、劇的な感覚よりもじわじわと
 
「あれー?」と言った感じで変化を感じていかれる方が多いです。
 
 
双方の所要時間には、かなりの違いがあります。
 
 
ヒプノセラピーでは、3~4時間のお時間が必要なのですが、FAP療法ですと初回はインテー
 
ク(約50分程)で状況を詳しくお聞きし、2回めにFAP療法を行います。所要時間は、50
 
~60分位です。
 
 
また、ヒプノセラピーでは、オンラインセッションは行えませんが、FAP療法はオンラインセ
 
ッションが可能となります。
 
 
ヒプノセラピーの良さもありますが、今のコロナの影響が考えられる現在では、オンラインセッ
 
ションが可能なFAP療法は優れものです。FAP療法、詳しくはこちら
 
 
 
ヒプノセラピーの良さもあり、好みでもありますので、年齢退行療法以外は(前世療法、暗示療
 
法、GIFT(ゴール・イメージ・フォーカシング・テクニック))は行っておりますので、ご興味のおあ
 
りの方は、お問い合わせいただければと思います。お待ちしております。