ヒプノセラピーとはどんな感じのものか、言葉では伝わり辛い部分があると思います。 そこで、ヒプノセラピーを受けて下さった方々のご感想をいただいておりますので、了解をいただきご紹介させていただきます。

Sさん、50代。前世療法を受けて。

 前世療法に興味はあったものの、初めはとっても半信半疑でした。ヒプノのセッションの始めの方に、腕が上がらないと言った暗示があり、本当に上がらなくなりこのまま上がらないのかなぁ?と思った程でした。 その後、いろいろな場面が浮かんできて、それが前世なのか、イメージなのか本当に今でも良くわからないのですが、どんどんストーリーが湧いてきました。その風景をどんどん語っている私がありました。どの時代の場面なのか、あるいはそれは自分が作り出しイメージされたものなのかもわかりません。その前世はとても過酷な内容でしたので、自分ではないと思いたいという思いと、だけど浮かんでくるのよ。と言った感覚でとても不思議な体験でした。 目覚めた後は、とってもスッキリとしていました。

セラピストより

 最初に話して下さった「腕が上がらない」というのは、催眠状態を感じていただく確信体験の暗示の一つでS さんの場合、暗示の反応がとても良かったからだと思います。これは、感覚的なものですので、個人差がありますが暗示に反応が良いかどうかということと催眠の深さがわかります。しかし、その方の状態を知るために行う暗示ですので、あまり反応がなければ別の方法で催眠への誘導を行っていきます。そして、S さんのように反応が良くてもそのまま上がらなくなることはありません。催眠から覚めると上がりますし、セラピーのなかでも次の質問や暗示に入れば、気にならなくなります。  

  次に、とても過酷な前世を体験されたのですが、勿論それがSさんの前世であると証明はできません、しかし現在のできごとではありませんので、客観的に見ていくことができるのです。それが前世療法の特徴でもあります。ですので、落ち着いて見ていき現在の問題点のヒントを探していきます。 最後には、スッキリされたとのこですが、Sさんのこの時のテーマは、「上手に自己表現できるようになるためのヒントになる」と言ったものでした。

 Sさんは、前世で修道院で育たれそのなかでお感じになられたことは、以下の内容でした。 自分が学ぶ必要のあることは、自分の思いを伝える時は、言わないといけないということ。 それは、たとえ夫婦であっても話し合わないと想像ではいけないということ。 本当は、一人ではないのに自分からひとりぼっちになっていたこと。 このようなことから、前世でもひとりぼっちではないし、もちろん現在では親しい友人も沢山おられるので、ひとりぼっちではないことを感じられたと思います。 また、夫婦で話し合うということをお感じになられました。今、夫婦で話し合う必要があるという方向性が見えてくることで、スッキリされたのだと思います。

 私達は、どうすれば良いかという方向性が見えてくることで気持ちも落ち着いてきますね。