就きたい職業に就けると人生やりがいがありますよね。それには、子供の頃に夢を語ると見つけやすくなります。
 
心理学博士、東山絋久先生の勉強会に参加しお聞かせいただいた子育て論は、なるほどと非常に面白く参考になればと思い、ご紹介させていただきます。
 
お子さんが興味を持たれたことは、一切否定せずに「そう」と受け入れられたそうです。
 
例えば、お子さんが池に小石を投げて広がる波紋に興味を持った時は、1時間付き合われました。
パチンコのおもちゃに(今は自動で玉を打ちますが昭和の頃は、ひと玉ずつ打つパチンコ台があり、その家庭用がありました)興味を持ち、1日中遊ばれ「お父さん僕、将来はパチンコの釘師になる」と5~6才の時に言った時は「そうか~そりゃ楽しみやなあ」と肯定的に受けとめられ、しばらくすると「お父さん、腕が痛いから釘師はやめるわ。遊びだけにする」と言うと東山先生は「おう、そうかあ」とだけ。(お子さんが自分で、考えるのですね)
 
次は、テレビゲームに興味を持った時は、お父さんである東山先生は「これはゲームの開発に成功すれば、親も左うちわかも」と喜ばれたそうですが、残念ながらやり尽くすと飽きられたそうです。
 
次は「僕、遠山の金さんになる」とテレビの主人公の話にも「おう、そうかあ」とだけ。「お父さん今の職業で言うたら、何になるの?」との質問に「何バカなこと言って、遠山の金さんはテレビの話」なんて言わず、真剣に考えて(悪役の人がいて、それを裁くテレビドラマです)「そうやなあ、検事かなあ」と答えられ、最終的には東大を卒業されて、遠山の金さんこと、検事の職業を選択されたそうです。
 
お子さんが何げに興味を持たれたことは、否定せずにノリノリで一緒に考えたり楽しむと、お子さんの集中力が身に付きお子さんが自分で考え、自分なりのぴったりのお仕事に出会えるようですね。