1.「こひしたふわよ」で人生を選択していく

 

これからの時代のキーワードは「こひしたふわよ」と、知る人ぞ知る、スピリチュアルカウンセラーの並木良和氏が仰っているお言葉です。

意味をお伝えすると

こ・・・心地良い
ひ・・・惹かれる
し・・・しっくりくる
た・・・楽しい
ふ・・・腑に落ちる
わ・・・ワクワクする
よ・・・喜びを感じる

こんな風に仕事も人間関係も婚活もできれば、人生楽しいですよね。

「そんなこと無理でしょう」って思ってしまいますが、そこは少し見直してみます。

並木氏の仰っている統合の考え方と少し視点を変えて、親から入れられた暗示と捉えてみます。昭和の時代は努力しなければならない時代でした。その世代の親、私の親がそうでしたが「苦労と努力をして成し遂げる」「働かざるもの食うべからず」などが口癖でもありました。

結婚もどちらかが我慢をして、成り立つものであるということを教えられました。母は父と結婚して上手くいかないので、子供ができれば「子はかすがい」で上手くいくだろうと思い、私を産んだけど上手くいかなかったと、よく愚痴っていました。

そんな話を聞いていると、結婚は苦労するものと思い込んでも不思議ではありません。

今は、結婚も人生も苦労や努力だけで我慢する時代ではなく、YouTubeで自分がやりたいことをドンドン配信して、活動されていらっしゃる方は沢山います。自分のやりたいことを見つけて楽しんで取り組んだ者勝ち!といったイメージもあります。(本来、勝ち負けではありませんが)

実際に楽しいことを楽しくやり続けて、上手くいったという話はよく耳にします。

今の時点では、仕事は生活のためにお金を稼ぐという部分がまだ残っていますので、すぐにやりたいことが見つからない場合は、目の前の仕事に集中してやりたいことが見つかった時のために資金を貯めておくのも一つです。

結婚から仕事の話に逸れてしまいましたが、結婚も仕事も、今は「努力や苦労」をして成し遂げるというよりも「こひしたふわよ」で、楽しみワクワクしながら波動を上げていき、気がつくと「何だか、いい感じ。上手くいきそう」という時代のようですよ。

 

2.「こひしたふわよ」で人生を選択していくためには?

 

まずは、日常の中で「こひしたふわよ」のキーワードに従って選択するようにしてみます。自分にとって「快・不快」で選択するというわけです。

「快」を選んで「不快」なことは、迷惑にならないことからお断りしていきます。どんどん「不快」なことを止めていくと「快」である自分が嬉しいこと、ワクワクすることが見えていきます。

とても単純なことなのですが、今まで「努力しなきゃいけない」とか「我慢してでも周りに合わせていかなきゃいけない」といった価値観を親から学び身に付けた場合、わかっていても気持ちの切り替えは難しいものです。

子どもの頃に身に付けたことを変えようとすると、恐怖のようなものを伴う場合があるので難しいのです。

子どもの頃は、周りの状況も分かりませんし、育ててくれる親の価値観しか知りません。親の言うことが絶対的だったんですよね。

生きていくために親の価値観を身に付けていくところがありましたので、それを変えるのは、少し大袈裟かもしれませんが、死に値する位の恐れを感じてもおかしくはありません。

親御さんには、これまで育てていただいたことに深く感謝をして、今までは指針でもあったかもしれない親からの価値観を外していくと、段々と本来の自分の感覚が見えてきて「こひしたふわよ」で生きやすくなっていきます。

 

3.親からの影響(価値観)を外すためには

 

本質的には、今世での魂の学びのために親も自分が選んできているということなのですが、そう思ってみても外れた感じがしないと思いますので、ヒプノセラピーや催眠療法の潜在意識といった観点から見ていきます。

「努力しなくてはいけない」などという親からもらった価値観は、潜在意識(無意識)の領域の中に入っていると考えられます。

私達は、子どもの頃は潜在意識(無意識)がオンリーです。その頃は、自分で考えたり判断する顕在意識の脳の働きはまだ未発達ですので、周りの影響(特に養育者の)を受けやすい状態です。

良くも悪くも周りの影響を受けた後、8才~13才頃までに潜在意識と顕在意識の間に「クリティカルファクター」と言われる膜ができ上っていきます。この膜ができることで「分かってはいるけれど、変えられなーい」となるわけです。

この膜は、決して悪いものではなく、私達の心を守るためのものです。何でも信じて鵜呑みするのではなく、自分に必要なのかどうかを判断するためのものなんですね。

幼少期に入ったものは、自分に必要な情報なのかどうか、わからないまま入ってしまうということなんです。

この潜在意識(無意識)にアプローチするには、催眠がとても有効です。催眠はクリティカルファクターを緩め、一時的に良い悪いと考える判断をお休みさせてくれるのです。

良い悪いの判断が緩んでいる時に、ご自身が望むなら「○○しなくちゃいけない。楽しんじゃいけない」など、自分を抑えてしまう感覚を手放すことが可能になっていきます。

催眠は難しい特殊なことではなく、リラックスできて心地よい感覚のものです。

ヒプノセラピーや催眠療法には色々な方法がありますが、その一つに現代催眠を使った心理療法、FAP療法があります。FAP療法(Free from Anxiety Program:不安からの解放プログラム)は、トラウマ解消のために大嶋信頼氏らによって開発された新しい心理療法です。

トラウマというほどではなく、何か気になることがあって頭から離れず、目の前のことに集中できないといった場合など、心理的固着や心のブロックを外すためにも幅広く適用されています。

私は長年、ヒプノセラピストとして、年齢退行療法や前世療法などを行ってきましたが、FAP療法との出逢いは画期的でした。過去の辛い体験を思い出す必要はなく、セッション時間が短く(1時間程)オンラインでも可能なクライエント様の負担の軽い療法です。

潜在意識に入っている根強い暗示のような影響を緩めていくと、「快」の方の選択そして「こひしたふわよ」で、人生を選択しやすくなるということなんです。

結婚への選択は人それぞれですが、私は親が結婚に対するネガティブなイメージを持っていたものに引っ張られることなく、楽しい結婚生活を過ごしています。

「結婚は苦労するもの」というのは、親からの単なる暗示・イメージであったことを実感しています。

 

4.統合にも役立つFAP療法

 

私自身、目醒めに向けて並木良和氏のセミナーに参加させていただいたり、先程もお話させていただいたトラウマの解消を行ったり、氣功の呼吸法や他の方法も取り入れながら統合に取り組んでいます。

親からの暗示とお伝えしてきましたが、親もさらにその親とつながり、またその親とつながって影響を受けていますので、根本的には、今ままでの地球(今までは地の時代、これからは風の時代です)の周波数であるという並木氏の統合のお話につながっていきます。

スピリチュアル的に見ると、本来私たちは、完全な意識だったのですが、地球で様々な体験をするために自分で選択をし、望んで産まれてきたといわれています。その時、地球に根付くためには分離をし、波動を落とす必要がありました。

根付くために波動を落としますので、重りを装着するようなイメージです。その重りとなる代表的な周波数が「罪悪感」「無価値観」「不安」「恐怖」「執着」「批判・批難」などです。

今までの地球の周波数というのは、これらの感情、感覚で物事を見て判断し二極化(分離)することを示しています。言葉にするだけで「重い」ですね。

今までのというのは、今、地球は波動を上げていき本来の完全な意識へと戻るタイミングを迎えているそうです。(本来のあなたを憶い出す5つの統合ワーク「目覚めのパスポート」著者 並木良和氏より)

今までの周波数を持ったままだと、変化していく流れには非常に乗り辛くなるため、これらの周波数を手放していく必要があります。

今までの周波数を手放し、本来の軽やかな自分に戻っていき、建て前である表面的な考え(意識・顕在意識)から本音(無意識・潜在意識・宇宙意識)へと繋がり、この本音(本来の自分の感覚「こひしたふわよ」)で選択して生きていくことを統合と表現しています。

統合は、並木氏の言う100の位置、つまり、心地良い感覚の位置を確立できると早く進んでいくのですが、なかなかこの感覚がつかみ辛いです。

私たちは、どうしても今までの過去の感情や記憶を通して、物事を見て選択してしまいます。

私自身、過去に経験した感情に捕らわれて「主人に統合っていいよ(主人の方が先に意識して始めていました)」と勧められても、それどころではありませんでした。

その頃は、FAP療法を受けていましたので、トラウマ解消のセッションが進むにつれて、気付いたら過去の嫌な記憶や感情を思い出すことがどんどん減っていき、それと同時に「統合、100の位置、面白そう。私もやってみよう」となりました。

私の場合は、FAP療法で親からの影響を外した後、並木氏の「統合のワーク」を行ってきました。本来、親からの影響を受けず自分軸で生きて行くことが目的ですので、並木氏の指導されている統合のワークで親からの影響を外していくことも可能です。それぞれの好みの方法で外していくといいと思います。

 

この現実はイリュージョンだと言います。自分が使用している周波数から映し出している映像なのです。

現実の悩みや問題に巻き込まれている状態は、映画のように映し出していることをすっかり忘れてしまい(深い眠り)スクリーンにベタッと貼り付いて、今までの地球の周波数を臨場感たっぷりに、体験している状態なのです。

スクリーンの位置を0(ゼロ)として、現実は映し出しているイリュージョンだということに気づくことで、距離を取り、観察するように現実を客観的に見ることができるようになっていきます。

100の位置に立ち(この100の位置に立つ感覚がわかりにくい方がいらっしゃると思います。私は、この感覚をFAP療法のトラウマさんを外すことでわかりやすくなったと思います)、今まで使用してきた周波数を手放していくことで、より統合が進んでいきます。

人生は「こひしたふわよ」で選択して、楽しく生きていきたいですね。