人は孤独に弱いですよね。もちろん、私も孤独には耐えられませんでした。今は、孤独を感じることは、ほぼなくなりました。
結婚生活が上手くいっていますので、それで孤独を感じないと思っていましたが「結婚」=「孤独を感じない」のではないようです。
孤独について心の整理がついて、落ち着いてきた時に主人と出会い寂しさを埋める結婚ではなく、より一層人生を楽しむための結婚ができたように思います。
私は、離婚を経験していますので、その違いをよく感じています。最初の結婚の時は、寂しさを埋めたいと思う結婚だったと思います。寂しさはどうも自分で埋めていく方が早いようです。他者に埋めてもらいたいと思っていた時は、むしろ孤独をより強く感じていた気がします。
他者に埋めてもらいたいと思うと、ピッタリと私の心を「理解して欲しい、わかって欲しい」と思ってしまいます。どうもこれは無理みたいです。自分の本心は自分でわかってあげるしかないように思います。
自分が自分を理解してあげていない時、自分に優しくしてあげられない時、誰かに埋めてもらいたくなってしまいます。自分を理解し、自分で満たしてあげることができれば、他者に埋めてもらう必要がなくなりますので、非常に楽ですし、後は相手と相性のいいところに目が向いていきますので、楽しさが2倍という訳なんです。
自分を理解し満たすためには、親の支配から自由になることをおススメ致します。
私たちは、ミラーニューロンの作用で親(私の場合は、お母ちゃんでした(笑))の脳と繋がってしまうことが多いので、親の支配下にあると自由に自分の感覚を感じにくく、自分の心の満たし方がわからなくなってしまうことがあるんですね。
【ミラーニューロンとは】
ミラーニューロンとは、相手の行動を見て、自分自身までも同じ行動を取っているかのように反応する、人間の脳内の神経細胞の一つです。イタリアのジャコモ・リッツォラッティらによって1996年に発見されました。
緊張している人を見ていて、自分も緊張が伝わり緊張するという経験はあると思います。この伝わってくる感覚がミラーニュロンです。FAP療法でよく取り上げられているのですが、これが結構影響を受けていると思います。
自分の感覚だと思っていたことが、自分の感覚ではなく他者の感じているもの(親の感覚)を受け取っていることがあるということです。通常、親子などのように近い関係の人は特に影響を受けますよね。
ではどのように、自分の感覚を感じとり、自分を満たしていくのか?
自分の心に常にアクセスして問いかけていく方法があります。FAP療法のなかで「心に聞く」という方法があります。自分の無意識さんである心の少し深い部分に聞いていきます。
「心よ。私のこの感覚(例えば、寂しさや不安など気になるものを聞いていく)私の感覚ですか?」と単純に聞いていくだけです。答えを感じ取るコツや流れがありますので、「心に聞く」詳しくは、こちら
案外「母親の助けにならなきゃ」と子どもの頃に感じて、親の顔色を見て育った経験がおありの方は、親の感覚を自分の感覚のように受け止めてしまっている場合があります。
自分の感覚でないものは、どうにも解消のしようがないので「心よ。この感覚、私の感覚ではないので、お母さんに(影響を受けているであろう方に)お返し下さい」と言ってお返ししていきます。元に戻すだけですので、お相手の方の具合が悪くなるわけではありませんので、安心してお返し下さい。
お返ししていく感覚がつかめると、どんどん楽になっていきます。次に「心よ。今私が一番やりたいこと教えて?」と自分を満たしながら生活していくと、少しずつ孤独から解放されていき他者に埋めてもらう必要がなくなっていきます。
自分の感覚を大切にして、自分の心を充分に満たしてから婚活を行っていくと、人生楽しさ2倍の結婚に繋がっていくと思いますよ。