一般的に、理想の家族のイメージとして多くの人が持っているのは、「安全基地」のようなイメージではないでしょうか?
 
そのままの自分を受け入れてくれる暖かい場所。
他者との関わりで疲れた時にホッと安らげる場所。
失敗しても、誰も否定せずに笑い話にできる相手がいる場所。
「大丈夫よ」と言ってくれる相手がいる場所。
 
「安全基地」がなく、疲れを癒せないまま学校や会社に行かなければならないと、ガソリンが切れてエンストするのは当たり前。
 
それは、しんどいことですよね。
 
「安全基地」を私はずっと母に強く求めていたようです。
大人になると母に求めるのではなく、自分で自分を癒していかないといけないので大変。
 
癒されない空間で育つとホッとする感覚がわからないため、自分に余裕がなく相手に求めてしまい、人間関係が上手くいかなくなってしまいます。
 
自分で自分を癒せるようになるためには、誰かに「そうね」と言ってもらうことが必要になります。
気の合うお友達、夫婦、カウンセラーがなど自分を肯定的に受け入れてくれる人であれば血縁関係でなくても大丈夫。
 
私は、カウンセラーに(今のカウンセリングの師匠ですが)「そうね」と言い続けていただきました。自分を肯定的に受け入れてもらえると、今度は他者に「そうね」と言っている自分になれるのです。
 
そんな家族が広がっていくといいなぁという思いで、今はカウンセラーがお仕事になっています。
今は主人に「そうね」と言えるようになり、それが共鳴し主人も「そうね」と言ってくれて、癒しの空間の家庭が成り立っています。