私たちは、日々いろんな方と接することが多いですよね。その時に、素敵だな、優しくて話しやすいなという方もいらっしゃれば、威圧的、攻撃的で、苦手だなという方もいらっしゃると思います。そんな方だと緊張もするし、話したくないななんて思っちゃいますよね。

本来緊張は、自分を守るための防衛反応でとても重要な働きです。それを緊張してはいけない、苦手な方とも上手くやらないといけないと思うと必要以上に緊張してしまい、自分らしく振る舞えなくなってしまいます。

人間関係の深いところから見ていくと、緊張が強くて思考が働かなくなり、自分の考えや思いが言えなくなる。そんな相手に出会った時は、よーく考えてみます。

相手のどんな一面が嫌なのか?苦手なのか?

私は、とても攻撃的で威圧的な方だったり、無表情でいつも怒っているように見える方が、苦手でした。

その感じが自分の若い頃の母親に、とても似ているからです。その人から子供の頃、母との関わりで自分を否定された嫌な思いを映し出していたのです。子供の頃は、母が怖い顔をしている時、今は、疲れているんだとか、何か問題が起きたのかな?それで私にあたっているのかな?などと考えて判断したりはできません。ただただ、自分が悪いんだと緊張して固まって傷ついてしまいます。その傷ついた自分の記憶が甦り反応するのです。もちろん、無意識ですので反応する自分が嫌だなとしかわかりません。じっくり見ていくと、意味がわかり段々見えてきます。

このことに気付いて、苦手な方と関わらせていただくのと、ただただ固まっているのとでは、雲泥の差です。

緊張の強い相手から触発されたきっかけから、母親(父親)への思いを整理する時期なのか?

今は、とても考えたくないという場合は、無意識に距離をとりますので、相手も自分も攻めないで、時期を待ち距離を置いて離れ、心を静めます。

離れることができない状況なら、必要以上の発言をせずに、離れるタイミングを待って失礼します。
自分を守るための大切な防衛反応の緊張です。慌てず焦らずいきましょう。

忘れてはいけないのは、相手が悪いのでも自分が悪いわけでもなく自分の心が傷ついてしまっているということです。相手と自分を攻めることをやめて、自分に「やさーしく、優しく」してあげましょう。自分の傷ついた心が癒されてくると、反応しなくなるので苦手意識がなくなるか減っていきます。

仕事の時は、距離を取ることが難かしいですね。仕事編は、次回に。(^^)