人間関係には、程よい距離感がありますよね。
その中で、母娘の関係は同性ということもあり、近い関係になりがちです。母親は、娘に苦労を分かって欲しいと願い、娘は良い娘でありたいと母の期待に応えようとしてしまいます。
母親の願いは母の思いとして、娘はその期待に応えるよりも自分の人生を自分のために歩めばいいのですが・・・
私は、子供の頃ずっと母の苦労話を聞いてきたので、母のために何ができるのだろう?と考えてきたものです。
母の人生は母の選択なので、苦労をしたと愚痴られてもね。どうにもならんがなぁというところなのですが、子どもの頃は母親に嫌われると生きてはいけませんので、生き延びるためにどうすれば母に好かれるのかと模索するんですね。
気付いたら私は、母親と共依存関係とやらに陥っておりました。と言っても、共依存関係は悪いことではありません。家族関係は、時より甘えたり甘えられたりするものです。
ここで問題なのは、常にどちらかが依存するとなると疲弊してしまいます。持ちつ持たれつの関係が大切ですね。
カウンセリングを学び「あっ!母とは共依存関係なんだ」と気づき、母との距離は程よく取れるようにはなりました。物理的な距離は取れたものの「母のことが、頭から離れなーーい」と、身体を気遣い愛知県に住んでいる母へ電話を隔日にかけていた時期もあります。(いい娘がやめられなーい)
今は、肺炎を患ってしまったきっかけで、寝たきりになってしまい、特別養護老人ホームでお世話になっています。
介護職員さんも優しい方達ばかりで、安心できる環境にも関わらず「母のことが、頭から離れなーーい」ということがあり、なかなか抜けませんでした。
やはり子どもの頃の影響で「母の助けにならないと」という感覚が今の年齢になってもフレッシュに残っていたんですね。これが「トラウマさん」です。
子どもの頃に必死に母親に好かれようとした感覚は、自分の思考ではコントロールは難しいものです。
そこで、無意識にアプローチをする「トラウマさんの解消」こと、FAP療法との出会いがありました。FAP療法で「母のことが頭から離れなーい」という感覚を遮断すると共に「○○しなければならない。私の場合いい娘でなければ」といった感覚から自由になることができました。
そのFAP療法の方法の一つに遺伝子コードを唱えるというものがあります。問題を外在化していくのですが、問題の外在化だと相手のせいにしたり、自分のせいにしなくて済むので非常に楽になる考え方です。
何も考えずにおまじないだと思って、遺伝子コードを唱えて見ます。
母親の言うことが気になって仕方がない時「MAPK1(マップケーワン)の還元×7回」「マップケーワンの還元と7回」唱えるだけでいいんです。もう一つは「HMOX1(エイチエムオーエックスワン)の還元×7回」と唱えてみて下さい。どちらでも唱えて見た時、自分がしっくりくる方を唱えるかどちら共に唱えてもいいですよ。
すると、気付いたら「あれー、うざいと思っていた親が気にならない」と、距離が取れているかもしれません。
どんな方法でも、人生楽に幸せになれたらと思っています。30~40秒程で唱えられる簡単な方法ですので、試してみて下さいね。
人生は苦しいものと言うのは、昭和の時代を生きて来られた親世代の暗示にかかっているに過ぎないと思います。だって、今の時代、本来は人生楽しいことが一杯で自由なんですもの。そう感じています。