もし、あなたが母親のことが頭から離れないとするならば、支配されちゃっているのかもしれませんね。婚活を行っていくには、あるいは人生を歩んでいく上で、母娘の関係性はクリアしたいものです。

母親が何か言っていても「そうなんだ」と聞けたり、あまり母親のことを考えて捉われることはないかなぁという場合は、距離が取れていて支配されていることはないですね。

母親の言動に引っ張られて「嫌な気持ちになっちゃう」という時は、距離がかなり近いことが考えられます。

「距離が近いんだ。だからいつも引っかかるんだ」とわかっても気になるものは気になります。

気になる感覚や意味合いは個々に違うとは思いますが、一般的に考えられることから見ていきましょう。客観的に見えていくと、冷静になってあまり引っ張られることもなくなっていくのかなぁと思いますので、参考にして下さいね。(^^)

親に支配されてしまっている場合、子どもの頃、十分に甘えられず緊張の高い家庭環境で育った場合があります。幼少期は、親に十分に甘えてスキンシップで温もりを感じる必要があります。

甘えと甘やかすのとは違っていて。

甘やかしは、親の視点になり親の都合で子どもと向き合う時です。

例えば、子どもにおとなしくしていて欲しいと思いジュースを買い与えたり、おもちゃを買い与えたり、親の都合の場合は甘やかしになります。子どもはわかりますので、「それじゃないよ、お母さんの温もりが欲しいんだよ」と、より聞き分けの無い子になり駄々をこねて母親をイライラさせることになってしまいます。

甘えさせるのは、親が子どもの視点になることなんです。子どもが「疲れた」と言えば「疲れたね、休もうね」とか、よくあるのは、トイレット・トレーニングの時期に出かけることになり「おトイレは?」と親に聞かれて子どもは、自分の感覚もまだ未熟ですので、「いかない」と答えたものの少したってから「おトイレ行きたい」と子どもが言っても、お母さんは「おトイレね、どこかおトイレ探そうね」と子どもの視点にたつことなんです。

子どもの視点に立って甘えさせてもらえると、子どもはどんどん自立していきます。充分に甘えたら次に進みたくなるものです。自分の感覚にも自信が持て「自分は、これでいいんだ」と自己肯定感を高め、さらに失敗しても経験として活かせる能力に繋がっていきます。

十分に甘えさせてもらえずに育った子どもは、親の顔色を伺ったり怒られないようにするにはどうすればいいのかを感覚的に子どもなりに考えて行動することを学びます。どんなに怒られないようにしようとしても、十分に親の愛情や温もりを与えてもらえずストレス環境のなかで育ちます。

親の顔色を伺うと言うことは、親の支配下で服従するという感覚ですね。

人によっては、親の言動で傷ついたり、トラウマさんになったりもしちゃいます。

もう一つ、親の言動だけではなく、親の態度や表情なども子どもなりに読み取り感知します。充分に愛情を得るためには、どうすればいいのか模索してその環境のなかで生き抜く方法を見つけます。

その時に身に付けた感覚から人生の脚本を描くと交流分析(創始者、アメリカの精神科医エリック・バーン氏「互いに反応し合っている人々の交流を分析する」)では、言われています。自分で模索しその時期には、最善の生き方の選択だったのですが、大人になった時には案外足枷になることがあるんです。

例えば、私の場合「母親の顔色を伺っていつもニコニコしていよう」とか「母のご機嫌を伺い、母に合わせて生きよう」と思った記憶が感覚的に残っていました。

もちろん、物心がついた頃のことですので、感覚的なものになります。この感覚から私の人生は「周りの人の顔色を伺って合わせて生きる」という人生脚本が出来上がり、気を遣わなくてもいい優しい相手にも気を遣って疲れてしまいます。

大人になり気を遣うことで却って上手くいかないことも出てきます。例えば、社会人として意見を求められた時は、自分の意見を言わなければ何も考えていない人と思われて信用を失ってしまいます。

わかっていても、子どもの頃に学んだ感覚は、親に見捨てられては生きていけなくなると思っていますので、強く潜在意識、無意識さんにインプットされているので、なかなか手放しにくいものなんです。

私は、心理学に興味を持ち「何で?わかっているのに変えられないの?」とずっと疑問視してきましたので、自分の人生脚本をこんな風に描いて、その人生を歩んでいるんだと実感しました。

通常は見たくないことですので、日常の噂話で紛らわせたり、他者や社会を批判することで自分の傷に触れないように違う所に目を向けて生きていきます。

もし、母娘で悩まれている場合、人生脚本を自分の思うままに変えられる、描きなおすことができることに気づけるチャンスです。

社会の噂話で紛らわすよりも自分の人生を自分の思うままに描き、人生を楽しみと共に生きていくそんな方法をお伝えできればと思います。

長くなりましたので、次回につづく・・