何か上手くいかない時や仕事が充実していない時など、食欲がコントロ-ルできなくなる時ってありますよね。お腹は一杯なのに、何か食べたい食べていないと落ち着かない、そんな時ありますよね。

お腹は一杯なのにと言うとこは、ストレスを感じていたりと心が関係しているというのは分かりますが、どうすればいいんだろう?というところです。FAP療法では、まず「発作」状態であるのでは?と考えてみます。

FAP療法では、脳の電気発作のことを「発作」と呼びます。

私達の脳は、軟らかいタンパク質のかたまりです。このタンパク質のかたまりは1千億個以上の神経細胞でできており「軸索」というケーブルで無数のネットワークをつくっています。脳の働きは電気活動で行われているため、脳には、微量の電気が流れています。

電気が静かに流れていると脳も穏やかな感覚を感じていますが、ストレス(ストレッサー)などの刺激があると、脳に電気が帯電しちゃいます。そこに少しでも刺激(ストレッサー)が加わると「ビビビッ」といった感じで、電流を放出しちゃうことがあります。その状態が「発作」なんです。

この状態になると、感情に関係する偏桃体という脳の部位に血流が集中し、さらに言葉を伝える言語中枢や読む能力に関係する側頭葉が過活動状態になり、俗に言う「頭が真っ白状態」になってしまいます。

この状態では、食欲中枢が適切に反応しなくなっても不思議ではありません。

食べるのが止まらない状態なった時は、まず「発作状態」を疑ってみます。自分の意志が弱いわけでも、卑しいわけでもないのです。ストレス刺激が何かあり、その反応だということですね。

「自分を責めない」ことから始めます。そして「発作」は気付くことでかなり治まっていきます。治まってきたら、何がストレス刺激になっていたかな?と振り返ってみると、そこにも「発作」が関係しているのかもしれません。

上司がきついことを言ってきた時など、上司が一杯一杯で「発作」状態の可能性も!

親が余計なことを言ってきたりするのも「発作」状態なのかもしれません。彼氏がそっけないのも。

もちろん、個々にちがいますので「発作」と言い切れないところはありますが、まずは「発作」?と考えてみます。「発作」であれば、気付くことで落ち着いていきますので、相手の「発作」状態であっても、こちらが気付いてこちらが「ああー、発作ね」と思うことで、心の余裕に繋がり、相手も落ち着いていきます。

いくら「カァーッ」となっていても相手が冷静だと、「あら」と脳は静かになりますよね。それを活用しちゃいましょう。一番大切なのは、ノーストレスで美味しい物を美味しく必要な食べたい量だけを食べて、お肌の調子が良くなり、体重の心配もしなくていいことです。そんな感覚は、心も穏やかでしょう。