1.母親との程よい距離感は大事

 

人間関係には、程よい距離感がありますよね。

その中で、母娘の関係は同性ということもあり、近い関係になりがちです。母親は、娘に苦労を分かって欲しいと願い、娘は良い娘でありたいと母の期待に応えようとしてしまいます。

母親の願いは母の思いとして、娘はその期待に応えるよりも自分の人生を自分のために歩めばいいのですが・・・

私は、子供の頃ずっと母の苦労話を聞いてきたので、母のために何ができるのだろう?と考えてきたものです。

母の人生は母の選択なので、苦労をしたと愚痴られてもね。どうにもならんがなぁというところなのですが、子どもの頃は母親に嫌われると生きてはいけませんので、生き延びるためにどうすれば母に好かれるのかと模索するんですね。

気付いたら私は、母親と共依存関係とやらに陥っておりました。と言っても、共依存関係は悪いことではありません。家族関係は、時より甘えたり甘えられたりするものです。

ここで問題なのは、常にどちらかが依存するとなると疲弊してしまいます。持ちつ持たれつの関係が大切ですね。

カウンセリングを学び「あっ!母とは共依存関係なんだ」と気づき、母との距離は程よく取れるようにはなりました。物理的な距離は取れたものの「母のことが、頭から離れなーーい」と、身体を気遣い愛知県に住んでいる母へ(主人の仕事の関係でこの頃大阪に住んでいたため)電話を毎日かけていた時期もあります。(いい娘がやめられなーい)

今は、肺炎を患ってしまったきっかけで、寝たきりになってしまい、特別養護老人ホームでお世話になっています。

介護職員さんも優しい方達ばかりで、安心できる環境にも関わらず「母のことが、頭から離れなーーい」ということがあり、なかなか抜けませんでした。

やはり子どもの頃の影響で「母の助けにならないと」という感覚が今の年齢になってもフレッシュに残っていたんですね。これが「トラウマさん」です。

子どもの頃に必死に母親に好かれようとした感覚は、自分の思考ではコントロールは難しいものです。

そこで、無意識にアプローチをする「トラウマさんの解消」こと、FAP療法との出会いがありました。FAP療法で「母のことが頭から離れなーい」という感覚から自由になり「○○しなければならない。私の場合いい娘でなければ」といった感覚も手放すことができました。 

 FAP療法詳しくはこちら

そのFAP療法の方法の一つに遺伝子コードを唱えるというものがあります。問題を外在化していくのですが、問題の外在化だと相手のせいにしたり、自分のせいにしなくて済むので非常に楽になる考え方です。

 

2.遺伝子コードとは

 

以前は、遺伝子は変えられないと思っていましたので、遺伝子って興味のないことでした。

どうも、違うらしいですよ。

科学的にも遺伝子コードのオン・オフがあるということは分かってきています。以前、NHKスペシャルで紹介されていました。

【その内容は】

遺伝子には、身体の各部分、目、耳、血液、心臓、肺、脳など体を作るための設計図が示されています。それ以外にも持久力、病気の予防、若返り、記憶力アップさせたりと様々な情報が書き込まれています。

その設計図が、どの程度読み取られるかによって、体質や才能などが決まります。

その設計図の読み取りをコントロ-ルするのが、変えられない2%の遺伝子以外の98%だそうです。

98%の遺伝子にはオン・オフがあり能力が発揮できるのは、このオン・オフに関係していることが分かっているのだとか。

ある一卵性双生児さんのケースで分かってきたのことなのでのが、同じ遺伝子を持つ双子なのにお一人は乳がんを患ってしまいました。

何故かということからわかったのは、乳がんは母乳を作る乳腺で細胞が異常に増殖することによるのだそうです。

病気の予防の遺伝子がオンの場合、RNAポリナーゼという読み取り機のような作用が走ることで「細胞が異常に増殖し始めてるよ」とキャッチし、その情報から抑える物質が作り出されるそうです。

なんと、身体って凄いですね!

この遺伝子スイッチは、2万個以上もあると考えられます。病気の予防のスイッチはオンの方がいいですが、オフの遺伝子の方が良い場合もあります。

常にちょっとしたことで不安を感じてしまうとか、ストレスを感じると食べちゃう習慣が・・・なんて遺伝子はオフの方がいいですね。

3.FAP療法による「遺伝子コード」の活用法

 

FAP療法では、遺伝子コードを唱えることで望ましくない状態に関係する遺伝子コードをオフにするという方法があります。

簡単にご紹介させていただくと、先程の私のように母親との距離が近すぎて共依存関係で距離を取りたい時におススメです。

遺伝子コード「MAPK1(マップケーワン)の還元×7回」あるいは「HMOX1(エイチエムオーエックスワン)の還元×7回」をそれぞれ7回唱えると言うのは、共依存関係をオフしにちゃうコードなのです。

そこで、この還元とはどういう意味かということなのですが。

本来人は生まれてくる時には、ほとんどの遺伝子はリセットされています。つまり、遺伝子コードはオフ状態です。少しでもその状態に戻ることは、軽やかで楽になっていくイメージが湧きますよね。「還元」は、このオフにするという意味です。

大嶋先生が発見された、還元という言葉を活用しオフにしていくという方法は、私も唱えさせていただき、活用させていただきました。

母が我がままを言ってきて巻き込まれそうになった時「MAPK1(マップケーワン)の還元×7回」あるいは「HMOX1(エイチエムオーエックスワン)の還元×7回」と唱えたものでした。

すると、意識が母から逸れて客観的に見れるという物理的な効果も加わりスーッと気持ちが楽になりましたよ。もちろん、還元と唱えることで脳の変化が見られるといった検証はまだされていませんが、検証よりも自分が楽になることが最優先だと思いますので、良ければ採用してみて下さいね。

変化を感じやすい自分に合ったコードは、7回唱えるとフッと気持ちが楽になったりしっくりくる感じがあったりします。楽になれば、その状態を定着させるために2週間から1ヶ月程唱えます。

心の中でも声に出してもどちらでも同じですので、お出かけ中でも大丈夫ですね。何も考えずにおまじないだと思って、遺伝子コードを唱えて見ます。すると、気付いたら「あれー、うざいと思っていた母が気にならない」と、距離が取れているかもしれません。(感覚には、個人差がありますので)

どんな方法でも、人生楽に幸せになれたらと思っていますので、簡単な方法をぜひ試してみて下さいね。

人生は苦しいものと言うのは、昭和の時代を生きて来られた親世代の暗示にかかっているに過ぎないと思います。本来は人生楽しいことが一杯で自由なんだと思います。