FAP療法では、発作という概念があります。始めてこの概念を知った時、今まで心理学を学んできたなかで、とっても斬新でした。

私自身、子供の頃から人間関係が難しいと思い悩んでいましたので、少しでも早く知りたかったと思いました。

発作とは、皆さんがイメージされるのは、けいれんの発作だと思うのですが、FAP療法では私達が日常でよくある脳の電気発作に注目しています。

私達の脳は、軟らかいタンパク質のかたまりです。このタンパク質のかたまりは1千億個以上の神経細胞でできており「軸索」というケーブルで無数のネットワークをつくっているそうです。脳の働きは電気活動で行われているため、脳には、電気が流れているのだとか。

その電気は、静かに流れているといいのですが、ストレスなどの刺激で脳に帯電しちゃうんです。そこに限界を超える刺激があると「ビビビッ」といった感じで、電流を放出しちゃうことがあります。その状態が「発作」なんです。

私もちょっとしたことで「イライラする」とか「カァッとなる」ってことは経験しています。そんな経験は今までに全くないという方は、かなり落ち着いていて「毎日1時間程、瞑想されているのかしらーん」と思います。

「カァッ」となると、あれー自分じゃないみたいとか、いつも優しい自分でありたいのに私ってなんて嫌な人なんだろうと思いますよね。「人格」というよりは、実は「発作」です。

「人格」と思うと、すぐにはどうにもならないと思いますが、「発作」と思うと気が楽になりますよ。

私の母は、よく「カァッ」となりましたので、私が子ども頃は、ビビッていつも顔色を窺っていました。今でも母は、「カァッ」となることがありますが「発作がおきている」と思うと、慌てずに落ち着くのを待つことができます。

職場の上司で、わかりやすいのはパワハラ状態が「発作」ですね。パワハラまでいかなくても「これは、どうことですかーー」と、突然変異したように強い口調に変わる方を見かけることがあります。FAP療法では「破壊的人格に変異する」と言います。これは、一般的によくあることです。

何かに引っかかり、ストレスが限界値を超えて電気が大量に流れて放出しているんだと思うと、慌てずに済みます。落ち着いていると、状況や問題点が見えていきますので、とても楽です。

幼少期に親がよく「カァッ」となる状況で育つと、緊張が高くなるため「トラウマさん」になっちゃっているかもしれません。そんな場合は「トラウマさん」を解消しちゃうと落ち着きを取り戻すことができるようになっていきます。「トラウマさん」の解消は、FAP療法で。詳しくはこちら

周りの人間関係で「破壊的人格」になっていらっしゃると思われる方がいらしたら、それは「発作なんだ」ということなんです。「発作」に気付きこちらが落ち着いていると、自然に治まってきます。すると、仕事での人間関係も家族との人間関係も上手くいくようになります。

親子関係や職場での人間関係がよい関係性を築くことができると、婚活においても焦って考えずに自分に合った「心やすらぐ家庭を築く」素敵なパートナーに出会えますよ。