具体的には「なぜ?」と聞かないことなのです。「なんで?どうして?」と聞いてみると、答えが分散されて非常に答えにくいものになってしまうからです。
案外、日頃「なぜ?」とほとんど無意識的に聞いちゃっていたりるので、ほんのちょっと意識してみて下さいね。「なぜ?」のところを「いつのこと?いつから?」「どこで」「誰が」「何を」と置き換えて聞いてみます。
私事ですが、施設でお世話になっている母が、もめ事の話を会う度にするのですが、聞いていてまた嫌なことがあったのか?とこちらも不安になるんです。
よく話を聞いてみるとどうも以前と同じ話しを繰り返していることに気づきました。嫌なことが増えているのではなく同じ話なので、母に「いつのこと?」と聞いてみると「わからへんわ」と随分前であることが分かりました。
私も不安にならず次の話がゆったりと聞け、さらに楽しい話に変わっていたので「こりゃいい」という訳です。
ファシリテーションのセミナーでは、お相手の持ち物(ペンホルダー)について、質問を考えていくレッスンがありました。
例えば「それは、どこで購入されたのですか?」「それ以外の色もありました?」「いつ頃、購入されたのですか?」「ぺンホルダーは、いつ使用されるのですか?」などなど、レッスンでは10個、質問を考えましょうということでした。
これらの質問なら相手の方は答えやすく、話している間にもっと話したくなり、非常に盛り上がってきます。
婚活で初対面の方とお会いした時には考えやすい質問ですので、打ち解けるまでの雑談にいいなぁと思いました。
この方法が使えればバッチリですが、それでも初対面の方は不安で質問も頭に浮かばないという方もいらっしゃるかもしれません。
育った環境のなかで「なんで、できないの?なんで、やらないの」と、できない自分を責められてきたのかもしれません。それでは、緊張が高まり自由に思ったことが話せなくなってしまいますよね。
自分の感覚を抑える習慣が身ついてしまっているなら、解放しちゃいましょう!。