上手くいかない、空回りする時って「自分の感覚」ではないんじゃないかと思うんですね。「自分の感覚」ではない?ってどういうことかと言いますと、親から入れられた暗示のように思います。どこか呪縛のように支配されちゃっているような感覚です。(もちろん、個々に違うとは思います)

自分の感覚の時は、思考が適切に働き優先順位をつけて動いている状態です。つまり頭の中で「あーだ、こ-だ」と余計なことを考えていない、シンプルな感覚です。

特に、何をやっても無理だなと思う時は、親や他者からの暗示が「邪魔」されるかのごとく働いているように思います。

「邪魔」についてもう少しお話すると、無意識さんが関係していますので、まず無意識さんについてお話させて頂きますね。

無意識さんの力関係は大きく、自分では意識してコントロールできない領域でもあります。

考えたり計算したり判断する脳の領域、つまり意識している部分は10%に対して、感情、感覚、感性などの無意識の領域は90%以上の力関係だと言われています。

また、意識できる領域は、学習することによって身についていきますので、子どもの頃は、特に無意識さん(感性・感覚・感情など)の領域がほとんどです。

判断力がまだ身についていないこの時期に、親が否定的な言葉を子どもに投げかけていたり、否定的な態度で接していると子どもの心は傷つき、何だかわからないまま否定的な感情、感覚だけが記憶されちゃいます。

大人になっても上手くいかない時は感情が反応し、より一層「自分はダメだなぁ」と思い、さらに言い聞かせてしまうので、思考が働かなくなり、上手くいかないことこを強化しちゃいます。

この否定的な感情は、本当に「ダメ」なのではなく「ダメ」だと親や、養育者に入れられた暗示に過ぎないんです。すなわち「邪魔」ですよね。

全てが上手くいくことばかりではないと思います。しかし、自分の感覚であれば、上手くいかず不安になっても恒常性といった機能が備わっており、不安を緩和してくれるホルモンが働いてくれます。時間と共に落ち着いていき「次はどうしようか」と思考が働いてくれるはずなんです。

時間が過ぎても「自分への否定語」が治まらない時は、自分の感覚ではなく入れられた暗示に反応しているのかもしれません。他者が勝手に評価した感覚を自分のものにしちゃっている可能性があります。他者が見て思った感覚は、他者の感覚なので、それを自分の感覚にした場合、自分では緩和することができないと言う訳なんです。

どうにもならないので、単純にお返しするといいんですよ。お返しする時の強い味方が、無意識さんです。

否定的な感情に反応している無意識さんなのに、何故、無意識さんにお任せするのかと言いますと、無意識さんの特徴は「主語がない」「時間の概念がない」「入ってきた情報に善・悪の区別がない」「受け入れた情報を実現しようとする」などがあります。

他者からの入れられた言葉をきっかけに「自分はダメだ」と思っていると、無意識さんは「いい悪い」を判断しませんので、単純に「そうなのね」と受け入れちゃいます。

無意識さんは、時間の概念もありませんから、子どもの頃に強く「自分はダメだなぁ」と思ったとしても、過去という認識はなく今「そうなのね」といった感覚になります。

「そうなのね」といった感覚ですので、単純に無意識さんに「この否定的な感覚を発信者にお返し下さーい」と依頼する訳です。すると「お返しするのね」と応えてくれるのです。(長い年月の間、自分を否定的に思っていた場合、お返しするには繰り返し行う必要があります)

簡単に無意識さんにアクセスする「心に聞く」という方法FAP療法の開発者 大嶋信頼先生が見つけ出し開発されていらっしゃいます。

私自身活用させて頂き、お返しするとどんどん楽になり思考が働いて「次はこれやろう」と思えるので、否定的に自分を責めていた時は、本当に自分の感覚ではなかったんだなぁとつくづく思いますよ。長くなりましたので、やり方は次回に!是非、お試しくださいね。

「邪魔」から解放され「自分の感覚」で、婚活や仕事を行った方が楽に行えますね。(^^)