1.楽観的に捉えられないのは、親とのミラーニューロン

 

私は、楽観的か悲観的かと言えば、悲観的に捉える人生でした。そんな私もFAP療法で、今では、すっかり楽観的に!

東京未来大学で行われた、生命保険の女性営業員さんの成績について調査したものがあります。楽観的思考の強い人の方が悲観的思考の強い人よりも契約件数が12%多い結果となりました。

婚活は、もちろん生命保険の成績とは全く違いますが、やはり悲観的に考えるより楽観的に考えた方が活動はしやすいですよね。

楽観主義の方がいいと思っても、簡単ではありません。しかし、楽観的思考でも営業成績は「12%なのね。倍も違わないね。大した差はないな」という見方もできちゃいます。(笑)

楽観的、悲観的は、良い悪いではなく、人それぞれの捉え方、性格や個性でもあります。

悲観的でも幅がありますので「慎重に行動する」といった長所の側面が活かせるといいのですが、「ちょっとしたことで不安になりしんどいな」という場合は、悲観度合いを緩めていきたいものです。

「ちょっとしたことで否定的になり、私ってダメだわ」と自己否定につながる場合、楽観的に考えようと意識すると、却ってしんどくなります。

特に自分に対して否定的な思いが出る場合、親のイメージに邪魔をされている場合があります。子どもの頃、親のイメージで「この子はいつまでもダメね」という思い込みがあると、子どもは「そうなんだ、私はダメなんだ」と思い、それが潜在意識に入ってしまいます。

親のイメージでこの子はダメな子といったイメージがあると、ミラーニューロンで繋がり「自分はダメなんだ」と思い「ダメな」行動をしちゃうんです。

ミラーニューロンとは、相手の行動を見て、自分自身までも同じ行動を取っているかのように反応する、人間の脳内の神経細胞の一つです。イタリアのジャコモ・リッツォラッティらによって1996年に発見されました。

緊張している人を見ていて、自分も緊張が伝わり緊張するという経験はあると思います。この伝わってくる感覚がミラーニュロンです。FAP療法でよく取り上げられているのですが、これが結構影響を受けていると思います。

自分の感覚だと思っていたことが、親の感覚を感じ取っていることがあるんです。通常、親子など近い関係性の人は、特に影響を受けちゃいます。

親が「ダメな子」というイメージを持っていると、本当はダメなわけではないのにダメだと思い込んでしまいます。

この状態では、楽観的に思えるはずがありません。自分に自信が持てない時は、本来の自分ではないと言うことなんです。

自分に対して悲観的になる時は、自分の性格とか自分の所為ではありませんので、とにかく安心して下さい。

子どもの頃のことは、潜在意識(無意識さん)に入ってしまうため、親のイメージだから気にしなくてもいいと言いたいのですが、これがまたなかなか外せません。

無意識さんのことは、直接、無意識さんにアクセスできる催眠を応用すると、意識して言い聞かせるよりも上手くいきやすいです。

 

2.心に聞いて、親からのネガティブな印象をお返しする

 

FAP療法では、簡易的に催眠を応用して「心に聞く」という方法があります。催眠というと大層に聞こえてしまいますが、簡単な方法ですので、詳しくはこちらをぜひご覧ください。

「心よ」といったキーワードをつけて自分に問いかけるだけで、催眠に入り自分の無意識さんの声を感じ取ることができる、簡単な方法です。

例えば「心よ。自分がダメな感覚、自分の感覚ですか?」と聞いちゃいます。(この時、親からの邪魔を外してから聞かないと本当の自分の無意識さんの声にアクセスできないため、方法は「心に聞く」をご覧下さい)

自分にダメ出しをしている時は、だいたい本来の自分の感覚ではなく、親か誰かののミラーニューロンの影響がある時だと考えられます。どんどん、親や他者からのネガティブな影響を外して、自由に楽観的に楽しく婚活していきましょうね。